年下の悪魔
昨日買って貰い、砂塗れになった水着を洗濯機に放り込んだ。

出来るとこまで家事をしてしまおう。


いつもは憂鬱になる家事なのに


今日はまるで、足に羽が生えたみたいに身軽に動ける。





早く、早く会いたい。






大丈夫。

もう大丈夫。

誰かを愛するのも

誰かから愛されるのも

もう恐くない。




セフレや中途半端な関係は終わって

ちゃんとした関係をはじめたい。






だから、もう大丈夫。















その日は思ってたより予約人数が多くて

なかなか帰れない状態みたいだ。

早く仕事を切り上げて涼君に連絡しなくちゃ。


私の気持ちがまたフラつく前に言わなきゃ…


ううん。

きっともうフラつかない。


だって




そんな簡単にフラつく思いなら





私、とっくに涼君から逃げてた。








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