年下の悪魔
さっきまで女の子らしい事思ってたのに

前言撤回!

この車ヲタがっ!











次の日、今日も朝から一段と冷え込む。

どんなに厚着しても冷たい風が肌に触れる度、寒いより痛く感じる。

うぅ、カイロでも貼ればよかった。

ただでさえ冷え症なのに。

っていうか、厨房にもエアコン付けて欲しい。

勝手口や小窓が多くて、建物自体が少し古いから、至るところから隙間風が入ってくる。

夏場はサウナ状態。


1番きついのは水仕事。

洗い物はお湯でいいけど、さすがにお米研ぐ時は水じゃなきゃ。


「あ、そうだっ。昨日言い忘れたんだけど、ゆいちゃん、明日休んでいいよ」

「えっ!?何ですかいきなり?」

どうしたの店長?

まさか、また私具合悪そうだったの?

そりゃ昨日、涼君の事でちょっと凹んでたけど別にそこまで…

「だって明日6日でしょ?涼君とデートしておいで」

あ、店長は覚えててくれたんだ。

明日が何の日か。


涼君とデートって…。

涼君本人の口からはそんな言葉一切出てませんが。


それに6日って、確か金曜日で平日だし、さすがにデートは…。
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