年下の悪魔
異変
涼君とセフレになって4ヶ月が経った。
季節は春、もうすぐ5月。
もう春なんだ。
涼君とは、1月、2月はしょっちゅう会ってセックスしてたけど、お互い仕事が忙しくて
ここんとこ連絡すら取ってないなぁ。
仕事を終え、お風呂に入り一息着いた私は、ベッドに寝転びそんな事を考えてた。
元彼と別れて4ヶ月か…。
元彼と別れてからすぐセフレ作っちゃったんだよね。
今頃、元彼は何してるんだろ?
もう0時前だから寝てるかな。
あいつ花粉症だったから辛い時期に突入しちゃうね。
最後に体を重ねた男は涼君だけど、私の頭の中には相変わらず元彼がいる。
返って来る訳ないのに、元彼にテレパシー送ってるもん。
そろそろ寝よっかなー…
なんて思い始めた時だった。
『~♪~♪♪~…♪』
は?
こんな時間に携帯鳴らす友達なんていたっけ?
ってか、この…着信音って
慌てて飛び起き携帯を開くと
【着信中】
090-XXXX-XXXX
え?
着信画面を見た瞬間、手が震えた。
心臓がドクンッとした。
『♪~…♪…ピッ……』
「も、もしもし…」