年下の悪魔
告白
「俺はゆいさんのことが――――――――…」
今1番聞きたくなかった。
何で今なの?
何でこんな最悪なタイミングで言うの?
1番ムカつく奴から、1番聞きたくなかった台詞だ。
「だ、だって前…『私の事好きなの?』って聞いた時、バカにしたじゃない…」
「あの時は自分の気持ちがわかんなかったから、つい…。それに俺、昔1回告白してフラれてるんです。2回目となると言い辛いですよ」
好きだって…。
涼君が私を?
どうしよう
また、あの時の風景がフラッシュバックする。
どんなに好きだ好きだと言っても、絶対終わりは来る。
また傷つくんだ。
飽きられて、また繰り返すんだ。
「ゆいさん?」
もうやだ。
痛いのも辛いのも、もう嫌だ!
「俺はセフレとしてじゃなく、ゆいさんのことが―――――――――…」
「お願いだから、そんな面倒臭い事言わないでよ!!!」