年下の悪魔
「お願い…他の事ならいいからっ、傷つけた事怒ってるならもう涼君に関わったりしないからっ!」

「別に傷ついてませんよ。ただ――――――」

「ただ…何?」


「ゆいさんへの気持ちは諦めましたけど、ゆいさんの体は気に入ってるんです。
だからセフレは続けさせてもらいます。
それに…




俺がいつまでお前みたいなズルい女、好きだと思ったら大間違いなんだよっ!」






確かにズルい女だよ。

涼君の気持ち、踏みにじったんだもん。

酷い事言っちゃったんだもん。

でもっ、こんな


酷い事…。


「安心しろ。ゴムは着けてやったから」

「やだっ!やめてっ!


いやああぁぁぁぁあぁっ!!!」

































バチが…当たったんだと思った。





「うっ、ひっく、ふぇ…」

涙と汗でぐちゃぐちゃになってしまった体。

その横で涼君は悪びれもなくタバコを蒸してる。

「いつまでも泣いてんなよ。ウザい」

誰のせいで泣いてると思ってんのよ、こいつ。

「さ、いてい…」

「どっちが?」

「確かに悪かったって思ってる…けど、こんな…」

「元彼に関してはもう文句は言いません。付き合ってくれとももう言いませんよ」


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