年下の悪魔
悪夢
――――――――――。
「いい眺め~。よく似合ってんじゃん、その格好」
「――――――っ…!」
車に乗り連れて来られたのは、昨日と同じ駐車場。
道中、車の中での会話はなかった。
沈黙のまま駐車場の1番奥に車を止めるや否や、後部座席に移動させられた。
裸にされて手は体の後ろに廻されて、器用にガムテープで縛られてしまった。
ドアに背中を向けもたれるような体制。
そんな情けない格好を見ながら目の前の悪魔は楽しそうに笑ってる。
「お願い…腕、ほどいて…」
「ダ~メ」
「なっ、んんぅっ」
またも不意を突かれ唇を奪われた。
いい加減にしてっ!
ガリッ
「いっ、てぇー…。いい度胸してんじゃん」
腕が使えないならと思い切り唇を噛んだ。
血は出てないみたいだ。
睨みつけようとしたが逆効果。
「やめて!お願いやめてっ!あぁ…」
「お仕置きが必要だな」