年下の悪魔
涼君に抱えられてる足と体が、指と舌に連動するようにビクビクと痙攣する。
どんなに懇願しても、やめてはくれない。
抵抗すら出来なくて私に出来る事は、ただ喘ぐ事だけ。
「あっ、あぁっ…うっ、ひっく、ひぁぁっ!」
泣き声交じりの声。
涙がボロボロ零れたけど、悔しいのか気持ちいいのかわからない。
こんなに…頭じゃ嫌がってるのにどうして…
「んっ、んんっ」
こんな奴に泣き声なんて聞かれたくない。
唇を噛み締めて声を我慢した。
彼氏でもないの、こんな最低な奴に弱いところを見せたくなかったから。
でも
「は?我慢しねぇで、声出せよ!ほらっ」
強引に口の中に指を突っ込まれた。
無理矢理こじ開けられた口、指の隙間から声が漏れる。
「んぐっ、うっ、うっ、んうぅっ…」
顔を反らせ指を吐き出した、と同時にだらしなく涎が垂れて―――――。
もうやだ…
「そろそろ限界?仕方ねぇ奴」
限界って…
限界なんて名ばかりじゃない。
私の限界を見計らって
留めをさすみたいに
「あっ、ああぁぁっ」
狭い車内。
冷たかった肌もすぐ熱くなる。