大好きな君


「結城?どうしたの?」


結城の母親、美鈴は家に帰って来てから布団の中にこもりっぱなしの結城を心配して、声をかけた。


「……」

「そっか、言いたくないか……」


美鈴は無理に聞き出そうとせず、布団の中で泣いている結城の頭を撫ではじめた。

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