大好きな君

仄と離れるのは、やっぱ嫌だ。


「そうなの?!どうする?行きたいなら、行ってもいいわよ?」


「え??」


「結城の事だから、お金の心配して行きたいって言わないんだと思うけど」


やっぱり母さんには、全部お見通しだった。


「あとは結城しだいね」


「ただいま」


母さんと話してると、父さんが帰ってきた。


「啓太おかえりー!あのね、結城が塾で進学誘われたって!!」

母さんはリビングに入ってきた父さんに話した。


「そうか……。まぁ、俺に決めれる事じゃねぇし、結城次第だな」


父さんも母さんと同じ様な事を言った。


結局1人で考えるしかない。
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