再恋─天使になった君へ─
『先生って受け付け好きだよね』
『…そうかあ?』
あいつの言った意味がよく分からない。
確かにこの学校にきてからはほぼ毎年受け付けをやらされている。
でもそれは"やらされている"だけだ。
『あたしちゃんと覚えてるんだよ?』
澄んだ目で俺を見つめてくる。
俺はその目に弱いんだよな…
俺は少し強がって聞き返した。
『なにを?』
『あたしがこの学校に入る時も、入試の受け付け先生だったもん』