【完】7 Days ー先生と甘い日々ー



先生はあたしの頬を触った。


「で、ひなたに会ってみて妹だと思ってたのが違ったって思った。


俺、病院継ぐから。だからもう小野田先生のことも気にすんな。」



その手が優しくて温かくて、気付いたら涙が出ていた。



「お前俺のこと好きじゃないの?本当のこと言えよ。」

「……っ」


先生が涙を親指で拭き取ってくれる。


「好きっ…先生が、好き。好きなの。」


ボロボロ涙を流しながら必死に言った。



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