【完】7 Days ー先生と甘い日々ー
すぐにあたしを離して3人は走って逃げていった。
「……ひっく…うぅ…っ」
しゃがんでるあたしに、そっと近付いた先生を見上げる。
「お前な、…こんな道歩くなよ。」
はあ、はあ と息が切れてる。走って…来てくれたのかな。
「先生ぇ…」
「…ん?」
「あ、ありがと…。」
涙でぐちゃぐちゃの顔で言うと、先生は小さく笑った。
でも、次の瞬間には先生は目を見開いて、一点を見つめてた。
「それ…。」
「?なに……。」
鎖骨辺りに赤い跡がある。まさか、これって……
跡が何を示してるのか、わかった途端にまた気持ち悪さを覚えた。