【完】7 Days ー先生と甘い日々ー



「? どうした?」

「先生…。」


いざ先生に会うと中々素直になれない。


よろよろと先生が座っているソファーまで行くと、先生が手を引いてくれて隣に座らせてくれた。


「何か食べたいもんあった?」

不安そうにあたしの顔を覗き込む先生にドキドキする。

「そうじゃなくて…。」

「うん。」

「えっと……」

「ひとりじゃ眠れない?」

「えっ」

言おうとしていた言葉を先生に言われてビックリする。


「じゃあ上行こう。」


そう言って先生はノートパソコンを持って、あたしの手を繋いで2階に行こうとした。

あたしはただただ、騒ぐ心臓を抑えることしか出来なくかった。


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