【完】7 Days ー先生と甘い日々ー
唇を離した先生はすごく優しい顔してた。
「俺はお前だけだから。」
そう言って、あたしから離れると先生は用意してた鞄を持った。
「もうすぐお母さん帰って来ると思うから帰るよ。また明日。ちゃんと宿題しろよ。」
教師らしい言葉を残して出て行った先生。
しばらくぼーっとしてた。
それが、しばらくなのか数分なのかは分からないけど、あたしにはすごく長い時間だったような気がした。
――ガチャ
「ただいまー!」
あ、お母さんだ。
帰って来たんだ。
「お、お帰り。」
「あら?先生は?」
「帰ったよ。…えっと、い、今さっき。」