【完】7 Days ー先生と甘い日々ー
「うん。大丈夫だよ。病院行ったら捻挫だって。」
『大丈夫じゃねーじゃん。』
電話の向こうで笑い声が聞こえた。
『明日学校大丈夫?自転車で迎えに行こうか?』
「えっそんな…悪いよ。」
『そんなことないよ。だって…俺……。』
ひょい
「もしもし。俺、高田だけど。」
『先生!?』
何勝手に出てんの、先生!!
「飯島は俺が車で迎えに行くから。だいたいお前いつも遅刻だろ。人のことより自分のこと考えろな。じゃーな。」
ピッと一方的に電話を切ると、携帯をあたしに軽く投げた。
もしかして…不機嫌?
「先生、怒ってる?」
「別に?」