天使の願い

暑さに耐え切れなかった私は走って日陰に
行く。
_え?
足が何か引っ掛かったと思ったら、
私の体が宙に浮いた、
そのまま床に撃沈。
「いって‐」
私が言う前に誰かが言った。
それも聞き覚えのある声。
後ろを振り返ると、横っ腹を押さえて
こっちを見ている、
長くてさらさらな
綺麗な蜂蜜色の髪の毛、
試合で出来たであろう頬の怪我、
少し日焼けした肌。

_如月優。

これが私たちの出会い。


出会いって言うと素敵な物を想像する?
私たちの出会いはね...、
人に言えるほど素敵な出会いじゃない、
だけどね?それでも良いんだ、
君と出会えた其れだけで、
私には素敵な出会いだったから_。

貴方は運命って言ったら名にを想像
する?

  
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