天使の願い

「大丈夫?」

心配そうに私を見つめる、君。
其れに苦笑しながら…


「大丈夫、…如月君は?」

まぬけな顔をしてるであろう私。

「俺は大した事ないけど…、
稲峰さん凄い落ちかたしたよ?
怪我して、…るね」

何て人差し指で私の膝を指指す。
それに釣られる様に自分の膝を見る。

見事に擦りむいてる。

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