天使の願い

「いった‐」

怪我って不思議_。
怪我してるって目で確認するまで
痛みは感じないのに、目で確認
した途端痛みが走る。

「大丈夫?ちょい待てよ…っと、
あった!絆創膏っ!」

彼はポッケットから少し不恰好な
絆創膏を取り出して、私にニカっと笑う。
不覚にもこの時どきっとしてしまった_。
でも私はまだ気が付かなかった_、
この気持ちが‘‘好き’’と言う事に…。
君はとっくに気が付いてたのにね…。
もっと早くこの気持ちに素直になれてたら…
後悔しないですんだかな?

「動かないでね」
そう言って貴方は丁寧に絆創膏を貼って
くれたね…。
今でも貴方のくれた絆創膏と同じ種類を
使ってるの…。
一つでも多く、貴方との繋がりが欲しい、
もう貴方はいないのにね…。
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