三階小児病棟(花子へのラブレター)
急変



私は、病院を出ると近くの大型ショッピングモールへ買い物に寄った。



家にいても落ち着いて居られそうにないので、気晴らしの意味もあった。



買い物から帰ると待ってたかの様に携帯が鳴った。



同僚から手術無事終了の連絡だった。



シャワーから出て来て祝杯?のためにさっきモールで買った缶ビールの詮を開けた。



まー君から貰った手紙をバックから取り出した。



読もうとした瞬間。



再び携帯の音が鳴り響いた。



電話の呼び出し音に何故か緊迫した空気を感じた。



携帯を開く。



病院の電話番号が点灯してる。



通話ボタンを押す指に緊張が走る!



スピーカーから聞こえて来た声は看護士長だった。



看護士長の声は、静かに淡々と、まー君の様態が急変した事を告げて切れた。



私は気がつくと病院へと向かって行った。



看護士長と掛け合い、まー君の看護に着かせてもらった。



時間だけが流れた。



手術から2日が経った。



まー君のお母さんと私は、殆ど寝ずにただひたすらまー君の回復を願った。



体力、気力とも限界に差し掛かった頃、まー君の心電図に変化が現れた。



血圧が急激に下がり再び危険な状態になった。










< 3 / 5 >

この作品をシェア

pagetop