三階小児病棟(花子へのラブレター)



担当医の声が、遠くで聞こえる様なの気がした。



脈拍を取りながら、17時45分に、まー君が旅立った事を告げた。



私の目の前で、まー君のお母さんが、膝から崩れる様に倒れ、泣きじゃくった!



全てが現実であるのに、何故か夢の様な感じがした。



現実を受け入れるまで、時間が掛かった。










仕事を終え、一人家に帰った。



バックから家の鍵を出そうとすると、一枚の紙が落ちた。



忘れていた、まー君からの手紙だった。









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