流星群~大好きなキミに~
それは入院してから5日目の事。
トイレに行こうとして、
病室のドアを開けようとしたら、
ドアの向こう側から母親と担当医の声が聞こえた。
「・・・そうですか。」
「残念ですが・・・
これからは運動や食べ物の制限も出てきます。
奈菜ちゃんにとっては辛いことだと思います。」
「こんな事聞きたくないですがー・・・・
余命はどれくらいなんですか・・・?」
そう聞いた母の声は震えていた。
余命なんて、聞きたくない。
でも、なぜか耳を傾けてしまう自分がいた。
「余命はー・・・
最大4年でしょう。
奈菜ちゃんの場合、高校1年生が限界でしょう。」
高校1年生・・・・?
高校生であたし死ぬのっ!!!???
幼いあたしには衝撃が大きすぎた。