マイ・スペース
「シュウくんにココ、教えたでしょ」
「教えてないよーこの空間に新メンバーはいらないもん」
確かに。
一人納得して、肺に煙をいれた。
家に行ったときにでも、聞いてみよう。
ん?私は今日、彼の家に行くことになっている?
ま、いっか。どうせヒマだし。明日テストだけど。
どうでもいいことをぐだぐだ考えながら、煙をレナとはく。至福のひと時。
「てか彼氏とはどうなの?」
「ふつう」
「メールしてる?」
「うん」
「会ってる?」
「会ってない」
「次いつ会う予定?」
「未定」
横目で私を見ているレナを感じながら、また煙をはく。
普通の女友達なら「えーありえなーい」だの「彼氏かわいそー」と言うだろう。
だけど彼女はちがう。