マイ・スペース
のんびりと高校生活を送っていた。
友達と適当に楽しくすごして、ハヤテとも相変わらずだった。
正直、高校を卒業した後の進路なんて本気で考えたこともなかった。
今まで漠然と生きてきたから、これからも漠然と時間が過ぎて、人生を終えるのだと思っていた。
ハヤテも私と同じみたいで、私たちはそれぞれ違う大学に進学した。
進学先が別になっても、私たちはやっぱり相変わらずだった。
しいて言えば、毎日顔をあわせなくなったかわりに、写メで面白いものを送ることが多くなっただけだった。
特に目標があって入学したわけじゃないから、やっぱりのんびりとそれなりに過ごしていた。
少なくとも私はそう。