【花集】恋の打ち上げ花火
点火
それからお昼まで、たっぷり2時間、四人で水と戯れた。
と言っても、わたしは大半をプールサイドで本を読んで過ごしていたのだけれど。
だって、やっぱり恥ずかしい。
ジウさんの逞しい身体が目に入るたび、俯いてしまう自分がいて、その視線があたしの胸元を見ているのだとわかると、思わずパーカーのファスナーを一番上まであげてしまった。
見られることにも、見ることにも慣れてない。
あ、あのですね、さっきのラブコースターでは、ジウさんは後ろにいて、わたしの視界には渦巻くコースターと人のうごめくプールしか見えてなかったの。
抱きしめらた腕は、太くてガッチリ逞しくて、その感触だけはしっかりと残っているのだけれど。
ちっとも嫌じゃなかったし、とっても安心できたの。
あ、あたしって、いやらしい?
駄目駄目、これ以上の妄想は自己規制。
そうだよ、桃花ちゃんにきつく言われてきたんだった。
「冷静な判断を見失っちゃ駄目!」だって。
と言っても、わたしは大半をプールサイドで本を読んで過ごしていたのだけれど。
だって、やっぱり恥ずかしい。
ジウさんの逞しい身体が目に入るたび、俯いてしまう自分がいて、その視線があたしの胸元を見ているのだとわかると、思わずパーカーのファスナーを一番上まであげてしまった。
見られることにも、見ることにも慣れてない。
あ、あのですね、さっきのラブコースターでは、ジウさんは後ろにいて、わたしの視界には渦巻くコースターと人のうごめくプールしか見えてなかったの。
抱きしめらた腕は、太くてガッチリ逞しくて、その感触だけはしっかりと残っているのだけれど。
ちっとも嫌じゃなかったし、とっても安心できたの。
あ、あたしって、いやらしい?
駄目駄目、これ以上の妄想は自己規制。
そうだよ、桃花ちゃんにきつく言われてきたんだった。
「冷静な判断を見失っちゃ駄目!」だって。