【花集】恋の打ち上げ花火
「そろそろ、タクとソウも起こしましょう。この子達、寝起きが悪いんです」
「ラジャー」
ジウさんは、足元に転がる双子の上から大きな声で名前を呼んだ。
「タクマ、ソウマ、オイテクゾ」
「「やだぁ~、行くよぉ~」」
双子はあっさり起き上がって、ジウさんにしがみ付いてきた。
(なんだ、もう起きてたんだ)
双子がジウさんによじ登って、何やら耳元で囁いてる。
なになに……
「「姉ちゃんの膝枕って、気持ちいいだろ?」」
って、なにぃ~ 膝枕は双子の差し金ですかぁ~
わたしは、真っ赤になって琢磨と走磨を呼びつける。
「タク、ソウ、ほら自分の荷物持って!」
わたしは、特大レジャーシートをバタバタとはたいてガサガサと畳む。
「マキ?」
「何ですかジウさん、さ、行きますよ」
わたしは、ズンズン歩き出す。ロッカーを目指して。
「マキ? ロッカーハアッチ」
後ろから、バックを取り上げてジウさんがあたしの手を掴んだ。
「マキ、オコッテル?」
「お、怒ってなんて……ひ、膝枕なんて、するんじゃなかった……」
堪え切れず、涙が溢れた。
「「ジウが、姉ちゃん泣かしたぁ~」」
双子がわたしの涙を見て、騒ぎ出す。
「ラジャー」
ジウさんは、足元に転がる双子の上から大きな声で名前を呼んだ。
「タクマ、ソウマ、オイテクゾ」
「「やだぁ~、行くよぉ~」」
双子はあっさり起き上がって、ジウさんにしがみ付いてきた。
(なんだ、もう起きてたんだ)
双子がジウさんによじ登って、何やら耳元で囁いてる。
なになに……
「「姉ちゃんの膝枕って、気持ちいいだろ?」」
って、なにぃ~ 膝枕は双子の差し金ですかぁ~
わたしは、真っ赤になって琢磨と走磨を呼びつける。
「タク、ソウ、ほら自分の荷物持って!」
わたしは、特大レジャーシートをバタバタとはたいてガサガサと畳む。
「マキ?」
「何ですかジウさん、さ、行きますよ」
わたしは、ズンズン歩き出す。ロッカーを目指して。
「マキ? ロッカーハアッチ」
後ろから、バックを取り上げてジウさんがあたしの手を掴んだ。
「マキ、オコッテル?」
「お、怒ってなんて……ひ、膝枕なんて、するんじゃなかった……」
堪え切れず、涙が溢れた。
「「ジウが、姉ちゃん泣かしたぁ~」」
双子がわたしの涙を見て、騒ぎ出す。