RUN&GUN
与一は少し考えて、思い切って賭けに出た。
「御珠狙いかい」
途端に男が、与一に躍りかかった。
一気に抜いた両手を、前に突き出す。
---鎖分銅!---
男の両手から放たれたものを認識した与一は、身体は動かさず、持っていた苦無を、思い切り目の前に迫った分銅に叩き付けた。
衝撃に、手が痺れる。
「ふふん。後ろの小娘を守るために、お前はその場から動けない。いつまでもこの調子で凌げると思うなよ」
「思ってないさ」
言うなり与一は、持っていた苦無を男目掛けて投げつけた。
男は一瞬驚いたようだが、難なく避ける。
が、男が苦無に気を取られた一瞬のうちに、与一は男の懐に飛び込んでいた。
懐に入られたら、鎖分銅は使えない。
「御珠狙いかい」
途端に男が、与一に躍りかかった。
一気に抜いた両手を、前に突き出す。
---鎖分銅!---
男の両手から放たれたものを認識した与一は、身体は動かさず、持っていた苦無を、思い切り目の前に迫った分銅に叩き付けた。
衝撃に、手が痺れる。
「ふふん。後ろの小娘を守るために、お前はその場から動けない。いつまでもこの調子で凌げると思うなよ」
「思ってないさ」
言うなり与一は、持っていた苦無を男目掛けて投げつけた。
男は一瞬驚いたようだが、難なく避ける。
が、男が苦無に気を取られた一瞬のうちに、与一は男の懐に飛び込んでいた。
懐に入られたら、鎖分銅は使えない。