年下な彼氏


【奎太】



ヤバい…。



先輩がカッコイイとかいうから、寝ようと思ってたのに全然寝れないし。



先輩に話し掛けてしまったし…。



焦ってる先輩が可愛すぎて、このままいると押し倒してしまいそうだ。



「本、読めば?」



話しをそらしたら、なかなか本を取りに行く音もしない。



「さっきの…怒ってる?」


振り向いてみたら立ち上がって俺を見上げる先輩。



「あのね、カッコイイって思ったことは、ホントだから…。あっ、ホントっていうか…ちょっとは思ってるって意味で…」


「うん?」


「だから…えっと…」



上目使いで見上げる先輩。



「…ごめんね?」



すごく可愛くて…思わず



「…んっ…ふ…」



キスした。



「…やっ…ん…」



気付いたときにはもう遅かった。


俺、なんてことをしたんだよ…。
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