未来設計
「今は受験勉強が大切なんです。今、学校に行っても何の意味もありません」
お母さんはキッパリと言った。


受験の雰囲気になれるために僕は一番最初に中高一貫校を受験した。
一次試験の筆記試験は合格した。

二次試験は公立でもあるせいか、抽選。
イヤな記憶が蘇る。


僕は二次試験で落ちた。

次に僕はさほど有名でもない私立中学を受験した。
補欠合格…


補欠合格の発表後。
僕はお父さんに殴られた。

「あんな中学校にも合格できないなんて…お前は恥だ!!」

罵られた…


だから。
本命の有名私立中学校の時は緊張していた。
不合格ではいけないと自分自身にプレッシャーをかけていた。

インフルエンザにもならないように…
試験の2週間前からは外出しなかったし。
予防接種も2回した。
料理も無農薬の野菜が並んだ。

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