未来設計
僕はもっと練習をしたいと思って。
練習に打ち込んだ。

そのかわり、成績は下降線をたどりはじめた…

お母さんは
「そんなに吹奏楽を一生懸命にやっても受験には何の得にもならないの…あなたは…幽霊部員でいいのよ」
と言った。


何も分かっていない。

受験には得にはならないかもしれないけれど。
こうやって…みんなで一生懸命に何かのために練習することは。
人生においてきっと何かの役に立つかもしれない。

そう…僕は思っていた。

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