未来設計
吹奏楽の部活も終わり、本当に受験一色となった頃。

僕は…高校でも吹奏楽をやりたい!と思うようになった。

高校でも吹奏楽をやって、みんなとたくさんの思い出を作りたい。


だけど。
僕はお父さんにもお母さんにも本当のことが言えなかった。

言えば反対される。
殴られる…

中学受験にも失敗した僕は…もう家族の中で家族として扱ってもらえていなかった。

口を開けば
『勉強!勉強!』
『弁護士!』
もう聞き飽きた。

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