未来設計
亮輔も。
きちんと、自分の気持ちを両親に伝えるべきだったのだ。

だけど。
伝えられなかった。

怒られることがイヤだったのかもしれない。

自分が弁護士になって跡を継いでくれると期待している両親を悲しませたくなかったのかもしれない。


何かが複雑に絡まって。絡まりあって。
ややこしくなって…
殺人という悲しい事件が起きた。


ただ1つ言えること。
僕たちは…この事件に関して何も言えない。
亮輔の気持ちも。
亮輔の両親の気持ちも。本人にしか分からないので。
僕たちがおもしろ半分に想像することはできない。

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