イタズラ電話

屋上

屋上に着くと

紬は大粒の涙を

流しながら

「聖先輩はあのサイトの

セイで死んぢゃったんだよ。

私も殺されちゃうのかなぁ?」

と言った。

「どういう事かな?

話してくれる?紬ちゃん」

いつもとは違う

真剣な表情の雅がそこに居た。

紬が泣き終わるまで

俺と雅は待った。

少し待っていると

紬は泣き止み

決心したように話し出した。
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