イタズラ電話
7年前のこと
「叶恵ちゃーーーん」
大声を出して
アタシを探してる。
「何よ?」
アタシがそう言って
庭の木の上から雅を見下ろした
そしたら
雅はいつも
アタシに言った。
「女の子は女の子らしく
してなくちゃダメだよぉ。
木から降りてきてぇ。」
雅の言うとおり
アタシは女らしく
生きて来たのに。
中学にあがると
同じクラスに
『紬』って
女の子が居た。
雅はソノ子が
気に入ったのか
いつも一緒にいた。
「叶恵ちゃーーーん」
大声を出して
アタシを探してる。
「何よ?」
アタシがそう言って
庭の木の上から雅を見下ろした
そしたら
雅はいつも
アタシに言った。
「女の子は女の子らしく
してなくちゃダメだよぉ。
木から降りてきてぇ。」
雅の言うとおり
アタシは女らしく
生きて来たのに。
中学にあがると
同じクラスに
『紬』って
女の子が居た。
雅はソノ子が
気に入ったのか
いつも一緒にいた。