遠くの空に。
第4章 素直になりたい
待ち合わせ
―― 秋。―――――
落ち葉が舞い落ちる季節。
すっかりと、蝉の鳴き声もきこえなくなった。
1人バスに乗り、あたしは図書館へと向かっていた。
図書館なんて柄じゃないけれど、なんせ…レポートの提出期限が迫ってますから(笑)
『久しぶり!お前と会うのマジ久しぶりだな↑元気してた?笑』
見覚えのある男が、話し掛けてきた。
『そ…そうだね……(笑)久しぶり。』
剣斗だ…。