遠くの空に。
すれ違い
意識を失ったあたしは、知らぬ間に手術を受け、知らぬ間に病院のベッドの上へと、寝かされていた。
『かの…良…ったな(笑)……なくて↑』
断片的に言葉がきこえる。
あたしは、ゆっくりと目をあけた。
『かのん!かのん!大丈夫か?』
龍…騎……?
何でここにいるの…?
『りゅ…ぅき?』
『良かった…!本当に良かった……。』
医者は呼ばれて、あたしを見ると、
『もう大丈夫ですよ。』
龍騎に言った。
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すれ違い