遠くの空に。
報告
―― 大晦日。―――
あたしと龍騎と鈴夏で祝うことになった。
鈴夏から誘われてのことだった。
ピーンポーン♪
あたしと龍騎は、鈴夏の家のチャイムを鳴らした。
『はい。鈴夏さまのお友達ですね?こちらへどうぞ。』
綺麗な女の人に案内され、大きな部屋へと入った。
『ねぇ。鈴夏の執事って、彼氏じゃなかったっけ…?』
『だよな…。俺もそうきいてたけど。』
あたしと龍騎は疑問には思いながらも、鈴夏にきくことはなかった。