遠くの空に。
いや……かのんからだから、よけいなのかもしれない。
『はい♪』
かのんは俺と大輔に袋を渡した。
『大ちゃんの好きなものとかわからなかったから、龍騎と同じものにしちゃったよぉ↑嫌いだったらゴメンねぇ(汗)』
かのんが大輔に言った言葉に、大輔と同じもんか……と、少しガッカリしながらも、俺たちは、ほぼ同時に袋を開けた。
『食って良いの?笑』
『良いよぉ♪』
かのんが俺の言葉に返事をした。