遠くの空に。
『かのんだよ……。かのんには、重いって思われんのが嫌だから言わなかったけど、家を出ようと思ってた。もちろん、かのんがいつでも来れて、いずれは一緒に住めるように……。それと、ホワイトデーにあげたいもんもあったからさ。』
『ごめん…。わからずに怒ったりして↓ただ、かのん……寂しそうだったからさ。で、何で電話かけてきたの?』
『大輔のことなんだけど…あいつ俺が実家出ちゃうと、住むとこ無くなっちまうから、相談したくて。』