遠くの空に。
修羅場
そして…あの、喫茶店。
『いらっしゃ……店を閉めよう。』
マスターは、あたしたちを見て、急いで店を閉めた。
後ろからついてきたあたしに、
『大輔も中にいるぞ…。大輔連れて、外に出てようか?』
ときいた。
『いえ……いてくれた方が助かります。』
正直、誰かにいてほしかった。
『龍騎と……彼は誰だい?』
『彼は…あたしの中学の同級生です……といえば、きこえが良いかもしれませんが、龍騎に逢う前に好きだった人です。』