遠くの空に。
第10章 新しい暮らし
皆
『お邪魔しまーす。』
『良いよ(笑)そんなんじゃなくて!今日から、かのんの家でもあるんだから。で、皆も来てるよ↑』
あたしは、龍騎の家を出て、大ちゃんの家に着いた。
茉莉ちゃんたち親子以外がここに集まっていた。
『かのん…。』
皆の心配した顔に、あたしは少しだけ笑顔を見せた。
『皆に話はしといたから。』
鈴夏はそっとあたしの肩を叩いた。
『というわけで、あたしは今日から、ここに住みます↑よろしくねぇ。』