遠くの空に。
龍騎Side
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あれから俺は、しばらくの間、親父の会社を休ませてもらった。
親父は、俺がかのんの事を話すと、意外にもあっさりと、
『何日でも気が済むだけ休めば良い。』
と返事をしてくれた。
大学を卒業した後のかのんの進路はきいていたが、資格が受からなかった時の話はきいていなかった。
俺は、あの部屋に1人でいると考えごとばかりしてしまうので、しばらくの間は実家へ帰ることにした。