遠くの空に。
それは、鈴夏のせめてもの優しさだった。
剣斗は、あの時。
「おい!!龍騎!ふざけんなよ!怒 お前、かのんのこと好きなんじゃなかったのかよ(怒)」
と言いたかったんだと思う。
けど、それを言ったら、裕子に知られる。
きっと、そう考えたに違いない。
『あんな風に…良いの?汗』
『良いんだよ(笑)悪いんだけど俺、これからやんなきゃいけないことがあるから、帰ってほしいんだけど…ごめんな…。』
『わかった。じゃあ、明日ね。』