遠くの空に。

きっと、鈴夏も剣斗も大輔も婚約した俺のことが、わからなくなったのだろう。







俺は1人、面白くもないTVをただ見つめていた。





―― そして、
    半年後。―――




『もしもし。龍?』





『大輔?どうした?』





『誕生日は悪かった…。あん時は、鈴夏も剣斗もプンプンだったし、どうせあっちの家族と祝うんだから俺ら邪魔だろ?って皆言ってて。』





『良いよ(笑)俺が悪いんだから。ただ…誕生日は1人だった。』





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