遠くの空に。
『さ…最初に言ったよな?ビジネスでそういうことは言わないって。』
『うん。言った♪でも…私のこと…好き?』
そう言って笑うと、龍騎の唇にキスをする。
『私たち。もう婚約して、結婚するだけなんだよね?笑 親の言う通りに。』
私は龍騎のワイシャツのボタンを1つずつ外し始めた。
『ごめん。俺はやっぱ、裕子とは結婚できない。もし、合併の話がなしになったとしても…守りたい人がいるから。』