失礼最悪な幼馴染み


「お前の方がちびだろ」




腹が立ち目の前にいる“ちび”と、言ってきた失礼男に目掛けて、飛び蹴りをお見舞いしてやった。




「なにしやがんだよ」




蹴られた場所を押さえながら顔を歪ませる。




「あんたがちびちび言うからだろ」




キッと睨めつけると、失礼男も睨め返して来る。




「ちびにちびって言ってなにが悪いんだよ」


「だいたい、あたしと対して変わらないくせに、ちびちび煩いんだよ」




かちんと頭の中で音が鳴ると同時に、もう一度飛び蹴りをお見舞いしてやった。





< 11 / 43 >

この作品をシェア

pagetop