スノードロップ
もう…嫌だ…こんなの…
私のせいで二人
ケンカしないで…
「白木さんの事好きに
なったから私に冷たく
するの?!」
歯を食いしばりながら
周を見つめる池上さん
「だから何度も言って
んじゃん。お前に関係
あんの?」
ため息まじりで答える周
もうやめて……
お願いだから…
私の心は限界にきていた
池上さんが何か
言おうとしたとき
言葉をふさいだのは
私だった―
「もうやめて!!こんな
こと…ケンカしないでよ
お願いだから!!!」
そう言い周が掴んでいた
手を振り払い
私はその場から立ち
去っていた
嫌だ 嫌だ 嫌だ…
何でこんなことに
なるの―…
私はただ周に
謝りたくて…
一言…謝りたかった
だけなのに……
自然とこぼれ出る涙を
拭いながら
私は無我夢中で
走っていた
学校の門を出て
少し歩いた所にある
公園で足を止める
ベンチに向かい崩れる
ように座り込んだ
一人になると無情に
涙が溢れてくる
私は…周を好きに
なっちゃいけないのかな
限られた時間のなかで
幸せを求めることが
そんなにいけない事
なのかな―……
間違っていたのかも
しれない…
私が選んだ道…
私は人間じゃない…
だから叶う訳もないし
欲張っちゃいけないんだ
私の行動が誰かを
傷つける…
だけど…
だけど―………
その時私の頬に
冷たい物があたる
ビクッ!!!
見上げると缶ジュースを
持って立っている
周がいた
!!!
頬に流れる涙を拭き取り
缶ジュースを受け取った
「あっありがとう…」
私はそのまま下を向き
周から視線を外す
周は私の目の前に立ち
そのまましゃがみ込んだ
そして私をずっと
見つめて重い口を開く
「ごめんな……」
下を向いている私の方を
真っ直ぐ見て小さな声で
つぶやく周
目の前で悲しそうな
顔をしてしゃがみ込む
周を見て胸が痛む…
何か言わなきゃと
思っていても
言葉がみつからない…
少しの間沈黙が続くと
周が立ち上がり
私の隣に座った
周は何も言わず
ただずっと
私の側にいてくれた
私のせいで二人
ケンカしないで…
「白木さんの事好きに
なったから私に冷たく
するの?!」
歯を食いしばりながら
周を見つめる池上さん
「だから何度も言って
んじゃん。お前に関係
あんの?」
ため息まじりで答える周
もうやめて……
お願いだから…
私の心は限界にきていた
池上さんが何か
言おうとしたとき
言葉をふさいだのは
私だった―
「もうやめて!!こんな
こと…ケンカしないでよ
お願いだから!!!」
そう言い周が掴んでいた
手を振り払い
私はその場から立ち
去っていた
嫌だ 嫌だ 嫌だ…
何でこんなことに
なるの―…
私はただ周に
謝りたくて…
一言…謝りたかった
だけなのに……
自然とこぼれ出る涙を
拭いながら
私は無我夢中で
走っていた
学校の門を出て
少し歩いた所にある
公園で足を止める
ベンチに向かい崩れる
ように座り込んだ
一人になると無情に
涙が溢れてくる
私は…周を好きに
なっちゃいけないのかな
限られた時間のなかで
幸せを求めることが
そんなにいけない事
なのかな―……
間違っていたのかも
しれない…
私が選んだ道…
私は人間じゃない…
だから叶う訳もないし
欲張っちゃいけないんだ
私の行動が誰かを
傷つける…
だけど…
だけど―………
その時私の頬に
冷たい物があたる
ビクッ!!!
見上げると缶ジュースを
持って立っている
周がいた
!!!
頬に流れる涙を拭き取り
缶ジュースを受け取った
「あっありがとう…」
私はそのまま下を向き
周から視線を外す
周は私の目の前に立ち
そのまましゃがみ込んだ
そして私をずっと
見つめて重い口を開く
「ごめんな……」
下を向いている私の方を
真っ直ぐ見て小さな声で
つぶやく周
目の前で悲しそうな
顔をしてしゃがみ込む
周を見て胸が痛む…
何か言わなきゃと
思っていても
言葉がみつからない…
少しの間沈黙が続くと
周が立ち上がり
私の隣に座った
周は何も言わず
ただずっと
私の側にいてくれた