スノードロップ
心の傷
ミーン ミーン
朝の眩しい光と
セミの鳴く声で
目が覚める
梅雨明けしたばかりだと
いうのに
朝から元気に鳴いている
虫たち
窓を開け新しい
空気を入れる
私は両手を上げて
背筋を伸ばした
「んー!!今日もいい天気!」
今日は日曜日で
学校は休み
だけど私は制服に着替え
学校へ向かう支度をする
今日はBチームのみんなと
文化祭で担当する飲食を
決める日
Bチームは私達5人を含め
全員で15名になる
A.M.11時―
いつもより遅い登校
いつもと向かう先は
同じでも
少し時間が違うだけで
辺りの景色も違って
見える
学校に向かって歩く
あの土手道で
知と由佳莉と合流した
「おはよー!知!由佳莉!」
「あっ来た来たー!
おはよっ!!」
「おっはぁ~」
土手道の脇にある
芝生の上に座り込んで
手を振りながら挨拶を
くれる二人
「さっ!希望も来た
ことだし、喋りながら
向かおっ!」
サッと立ち上がりスカートに
ついた芝生を
手ではたきながら
由佳莉に向かって
知が言う
「りょぉ~かぁ~い」
ゆっくりと立ち上がり
スカートをはたく由佳莉
3人で文化祭について
話しながら
土手道を歩いていると
後ろから自転車のベルが
鳴った
リンリン♪
振り返ると自転車に
乗った尚人が手を
振りながら
横を通っていく
尚人の自転車の後ろには
周が尚人と背を向けて
座っていた
「よっ!3人組ー!
おっはー」
相変わらず元気な
挨拶をする尚人
「ちまちま歩いてっと
遅れっぞー!」
尚人の後ろで私達に
向かって叫ぶ周
「おはー!こっちは
ゆっくり行くから
さっさと行きなぁー!」
知が片手でシッシッと
しながら言う
「時間遅れたら罰金
だかんなー!ハハッ」
少し振り返って
尚人が叫ぶと
『はいはい!!』
私達3人は呆れたように
答えた
尚人と周は先々と前へ
進んで行く
「いつも遅刻魔なのに
こういう時だけ
張り切るよねぇ~」
クスクス笑いながら
由佳莉が言う
「いつもアレなら
いいのに!」
そんなことを言いながら
私達3人は学校へと
向かった
朝の眩しい光と
セミの鳴く声で
目が覚める
梅雨明けしたばかりだと
いうのに
朝から元気に鳴いている
虫たち
窓を開け新しい
空気を入れる
私は両手を上げて
背筋を伸ばした
「んー!!今日もいい天気!」
今日は日曜日で
学校は休み
だけど私は制服に着替え
学校へ向かう支度をする
今日はBチームのみんなと
文化祭で担当する飲食を
決める日
Bチームは私達5人を含め
全員で15名になる
A.M.11時―
いつもより遅い登校
いつもと向かう先は
同じでも
少し時間が違うだけで
辺りの景色も違って
見える
学校に向かって歩く
あの土手道で
知と由佳莉と合流した
「おはよー!知!由佳莉!」
「あっ来た来たー!
おはよっ!!」
「おっはぁ~」
土手道の脇にある
芝生の上に座り込んで
手を振りながら挨拶を
くれる二人
「さっ!希望も来た
ことだし、喋りながら
向かおっ!」
サッと立ち上がりスカートに
ついた芝生を
手ではたきながら
由佳莉に向かって
知が言う
「りょぉ~かぁ~い」
ゆっくりと立ち上がり
スカートをはたく由佳莉
3人で文化祭について
話しながら
土手道を歩いていると
後ろから自転車のベルが
鳴った
リンリン♪
振り返ると自転車に
乗った尚人が手を
振りながら
横を通っていく
尚人の自転車の後ろには
周が尚人と背を向けて
座っていた
「よっ!3人組ー!
おっはー」
相変わらず元気な
挨拶をする尚人
「ちまちま歩いてっと
遅れっぞー!」
尚人の後ろで私達に
向かって叫ぶ周
「おはー!こっちは
ゆっくり行くから
さっさと行きなぁー!」
知が片手でシッシッと
しながら言う
「時間遅れたら罰金
だかんなー!ハハッ」
少し振り返って
尚人が叫ぶと
『はいはい!!』
私達3人は呆れたように
答えた
尚人と周は先々と前へ
進んで行く
「いつも遅刻魔なのに
こういう時だけ
張り切るよねぇ~」
クスクス笑いながら
由佳莉が言う
「いつもアレなら
いいのに!」
そんなことを言いながら
私達3人は学校へと
向かった