スノードロップ
「よし!じゃぁメニューは
これで決まりってことで
先生に提出してくるよ?」


知が資料を片手に
あおぎながら
みんなに伝える


『オッケー!』


全員でそう言うと
知は資料を先生に渡しに
教室を出ていった



「あ~~腹へったー」

尚人が床に大の字に
なって叫ぶ


何だかんだでもう時刻は
午後の2時半
お腹も空く時間帯


「あっなんかぁ~先生から
お弁当の差し入れが
あるらしぃ~よぉー」


由佳莉がそう言うと
すぐに起き上がる尚人


「マジ!?ラッキー!なかなか
気が利くなー」


「私がもらってくるよ!
待ってて」


そう言い私が立ち
上がると


「オレも行くわ」

と周も立ち上がった


「二人で15人分持てる?
私も行くよぉー」

由佳莉が立ち上がろうと
すると


「袋に入ってるだろ。
いける」


そう言いスタスタと歩き
始める周


「あっちょっと待ってよ!
じゃぁ、もらって来るから
みんな待っててー」


そうみんなに伝え
私は周を追いかけて
教室を出ていった


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