スノードロップ
職員室の手前に来たとき
知が両手いっぱいに
お弁当の袋をぶら下げて
職員室から出てきた
「とっ知ー!1人でじゃ
結構重いでしょ?!
持つよっ!貸して!」
知の腕にぶら下がった
袋を私が受け取る
「あー助かったよ。
ありがとっ!」
額の汗を拭いながら
言う知
「かーせっ!」
そう言うと私と知が
持っていた袋を
取り上げる周
「おっ!たくましいねー!
若い男子はー」
拍手をしながら笑顔で
知が言うと
「うるせーなぁー」
と、照れ臭そうに答える周
「なんか周だけに持たせて
ごめんねっ!」
申し訳ない気持ちで
私が言う
「お前らに持たせてたら
落としそうだかんなっ」
『しっ失礼なっ!!!』
知と私が声を揃えて言う
「ハハッ。息ピッタリじゃん!
お前らっ」
「当たり前じゃん!
親友だかんね!」
私の肩に腕を回し笑顔で
そう言ってくれた知
―…ありがとう、知。
こんなにいい人達に
囲まれて
私は幸せだよ―…
本当に…
周に出会ってなければ
知や由佳莉、尚人にも
出会っていなかった
んだよね
この出会いに感謝
しなきゃ―…
知が両手いっぱいに
お弁当の袋をぶら下げて
職員室から出てきた
「とっ知ー!1人でじゃ
結構重いでしょ?!
持つよっ!貸して!」
知の腕にぶら下がった
袋を私が受け取る
「あー助かったよ。
ありがとっ!」
額の汗を拭いながら
言う知
「かーせっ!」
そう言うと私と知が
持っていた袋を
取り上げる周
「おっ!たくましいねー!
若い男子はー」
拍手をしながら笑顔で
知が言うと
「うるせーなぁー」
と、照れ臭そうに答える周
「なんか周だけに持たせて
ごめんねっ!」
申し訳ない気持ちで
私が言う
「お前らに持たせてたら
落としそうだかんなっ」
『しっ失礼なっ!!!』
知と私が声を揃えて言う
「ハハッ。息ピッタリじゃん!
お前らっ」
「当たり前じゃん!
親友だかんね!」
私の肩に腕を回し笑顔で
そう言ってくれた知
―…ありがとう、知。
こんなにいい人達に
囲まれて
私は幸せだよ―…
本当に…
周に出会ってなければ
知や由佳莉、尚人にも
出会っていなかった
んだよね
この出会いに感謝
しなきゃ―…