スノードロップ
「どうしてー?」


「だってアイツが
ほっとかねーから
いつまでも舞が
つけ上がんじゃんっ」


「うーん…」


私は空を見上げながら
考えるように答えた


「ねぇ、尚人なら
どうするの?
周と同じ状況だったら」

上を向いたまま
尚人に問いかける


「うーん……。
難しい……」


「ハハッ。なによそれっ」


「いや、だってオレ
そんな状況ねーからさー
どうすんだろ…て
自分でもわかんねー」


「そうだよねー。多分
尚人も優しいから
周と同じ行動すると
思うよっ」


「しない!!!
…ようにしたい…」

自信なさげに答える尚人


「ハハッ!絶対するよ!」


「……かもなぁ~…」

尚人は少し苦笑いで
そう答えた


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